竹内バイオ融合プロジェクト・竹内研究総括・読売テクノフォーラム第18回ゴールド・メダル賞受賞式の様子・5/8には無料招待の講演会も

以前このブログでも、竹内バイオ融合プロジェクト・竹内昌治研究総括が読売テクノフォーラム第18回ゴールド・メダル賞に選出されたことをご紹介しましたが、その授賞式が、昨日4/19(木)に東京都千代田区の東京會舘にて行われました。

ゴールド・メダル賞は、1995年から続いている表彰制度で、毎年3名ほどの若手研究者に贈られています。これまでERATOの研究総括では、相田ナノ空間プロジェクトの相田卓三氏や合原複雑数理モデルプロジェクトの合原一幸氏、高柳オステオネットワークプロジェクト の高柳広氏らが受賞しています。他にも、2004年にはiPS細胞研究の山中伸弥氏が選出されるなど、受賞者は実に錚々たる面々となっています。
ゴールド・メダル賞 過去の受賞者一覧

竹内研究総括が評価された研究は「生体と機械の融合に関する先駆的研究」、ERATOでもテーマとなっているものです。
授賞式の様子。(クリックすると大きな写真が表示されます。)一番右が竹内研究総括。
同じく第18回受賞の浦野泰照・東京大学大学院医学系研究科教授、小川毅彦・横浜市立大学医学部泌尿器科准教授とともに。


5/8(火)には、東京・内幸町の日本プレスセンターにて、「科学の力で、日本を元気にする」をテーマに受賞3名による記念講演が行われるとのことです。
竹内研究総括の講演タイトルは「サイボーグはできるか」というもの。どんな未来予想図が語られるのか気になりますね。

300名を無料招待ということですので、ご興味ある方は是非申し込んでみてください。お申し込みはハガキまたはFAX・メールにて、4/27必着とのことです。

詳しくはこちら
受賞記念品の楯と目録を受け取る竹内研究総括(クリックすると大きな写真が表示されます。)

【研究成果プレスリリース】2つの作用で骨の健康を守るたんぱく質を発見、骨の「形成」と「破壊」を同時にコントロール― 骨粗しょう症や骨折、関節リウマチの新たな治療法・早期診断法へ道 ―:高柳オステオネットワークプロジェクト

骨を中心とした生体ネットワークを解明し、様々な疾患の治療法確立を目指す「高柳オステオネットワークプロジェクト」が、Semaphorin 3A(セマフォリン スリー エー:Sema3A)と呼ばれるたんぱく質が骨の健康を守り、このたんぱく質をマウスに投与すると骨が増加することを 発見し、4/19付けで研究成果としてプレスリリースいたしました。

◆JST、東京医科歯科大学 共同発表
2つの作用で骨の健康を守るたんぱく質を発見 骨の「形成」と「破壊」を同時にコントロール― 骨粗しょう症や骨折、関節リウマチの新たな治療法・早期診断法へ道 ―
研究により、骨芽細胞から生まれるたんぱく質「Sema3A」が破骨細胞による「骨吸収(骨の破壊)」と
骨芽細胞による「骨形成(骨の産生)」の双方に作用することが明らかとなり
骨粗しょう症をはじめとした様々な骨疾患に新たな治療法確立へ大きな可能性を示した。


【研究成果プレスリリース】電場で制御可能なナノスケールのスピン渦(スキルミオン)を発見(超低消費電力な次世代の演算・磁気メモリ素子に道):十倉マルチフェロイックスプロジェクト

ERATO十倉マルチフェロイックスプロジェクトの研究総括でもある 東京大学 大学院工学系研究科 十倉 好紀教授、同じく東京大学 関 真一郎 特任助教・石渡 晋太郎 特任准教授、理化学研究所 基幹研究所の于 秀珍 特別研究員らの研究グループが、ナノスケールのスピン渦(スキルミオン)が電場で制御可能であることを発見し、4/13付けで研究成果としてプレスリリースを行いました。

◆東京大学、理化学研究所、JST 共同発表
電場で制御可能なナノスケールのスピン渦(スキルミオン)を発見(超低消費電力な次世代の演算・磁気メモリ素子に道)
ローレンツ電子顕微鏡を用いて、今回絶縁体中で観測されたスキルミオンの画像。白い矢印がスピンの向きを表しています。
50ナノメートル程度の大きさのスキルミオン粒子が、蜂の巣状の格子を組んでいることが読み取れます。


リリースの冒頭にて、今回の成果のポイントは次の3点と説明されています。
◆電子のスピンが作るナノスケールの渦構造(スキルミオン)を絶縁体中で初めて観測
◆絶縁体中のスキルミオンが電気分極(正負の電荷の組が整列した状態)を誘起しており、エネルギー損失を伴わずに電場で制御可能であることを発見
◆エネルギー効率の高い、新しい電子の制御方法を提案する成果であり、スキルミオンを情報担体とした、超低消費電力な次世代の演算・磁気メモリ素子の実現に道

エレクトロニクスの根幹である電子の制御に、エネルギー効率の高い新しい選択肢を加えた今回の研究成果が、超低消費電力型の新しいデバイス開発にどのようにつながっていくのか、また、それが社会的にどのような意義を持っていくのか、今後の展開に大いに期待が寄せられます。


【関連リンク】
十倉マルチフェイロックスプロジェクト:プロジェクトホームページ
十倉マルチフェイロックスプロジェクト(JST-ERATOサイト内)


JUGEMテーマ:科学

秋吉バイオナノトランスポータープロジェクトのホームページがオープンしました

本年度より本格始動するERATO研究領域、秋吉バイオナノトランスポータープロジェクトのホームページが4/2よりオープンとなっています。

◆秋吉バイオナノトランスポータープロジェクト ホームページ
http://www.bionanotransporter.jp/

ホームページでは、ナノ構造体を自在に制御・構築するための設計論を構築するとともに、革新的ナノ材料とプロセス技術の基盤の創出を目指す秋吉バイオナノトランスポータープロジェクトの研究領域概要や、研究メンバーの紹介が行われています。
今後、研究の進展に伴い、論文発表をはじめとした研究成果の紹介や、各種イベントのご案内などが行われていく予定です。

JUGEMテーマ:科学


【研究成果プレスリリース】原始細胞の分裂・増殖の過程の謎に迫る−人工細胞の構築・デザインへの応用に期待:四方動的微少反応場プロジェクト

複雑にして実に巧妙な仕組みで成り立っている、化学コンビナート「細胞」。この細胞の特性を模した化学反応場「動的微小反応場」を、人工物のみの組合せを 積み重ねて創り上げることを目的に研究を進める四方微小反応場プロジェクトが、高度な分裂制御機構をもたないモデル細胞膜が、高分子を内封すると自発的に 分裂することを明らかにし、研究成果としてプレスリリースを行いました。

◆大阪大学、JST 共同発表
原始細胞の分裂・増殖の過程の謎に迫る−人工細胞の構築・デザインへの応用に期待


この研究成果は、2012年4月2日の週(米国東部時間)に米国科学アカデミー紀要に掲載されます。

単純な物質で作られたモデル細胞膜は、力を加えるなど外部からの操作なしには分裂を起こせなかったが、
今回の研究では膜内に高分子を入れることで自発分裂を起こすことが分かった。
※この分裂の様子は、Youtubeでも公開されています。 

http://youtu.be/sY64KXAexIA  http://youtu.be/OCqvxpDAo-o


Webメディアでも早速何社か取り上げていただいているようです。
◆日本経済新聞:阪大、細胞分裂の再現に一部成功 人工細胞に道
◆北海道新聞:「人工細胞」自然に分裂 生命起源に迫る、大阪大 
◆中日新聞:「人工細胞」自然に分裂 生命起源に迫る  


【研究成果・論文掲載】新生児にも脳の機能局在があり、触覚刺激が脳の発達に重要なことを確認(全頭型NIRSプローブを開発):岡ノ谷情動情報プロジェクト

 去る3/23に、怒りに対しての謝罪の効果に関する研究成果を発表した岡ノ谷情動情報プロジェクトですが、同日に京都大学でも新生児の脳の研究についてその成果が発表されました。
JSTでのリリースではありませんが、プロジェクトの成果としてご紹介します。

京都大学発表:新生児にも脳の機能局在があり、触覚刺激が脳の発達に重要なことを確認(全頭型NIRSプローブを開発)

この研究論文は、3/15に、英国科学誌「NeuroReport」のオンライン速報版で公開されています。

◆NeuroReportオンライン公開版:「Broad cortical activation in response to tactile stimulation in newborns」

なかなかの反響で、マスコミでも以下のように紹介されているようです。

・産経新聞:赤ちゃんの脳、物に触れれば発達します 京都大
・マイナビニュース:京大とJST、新開発の「新生児全頭型プローブ」で新生児の脳活動を計測
・Yahooニュース:京大とJST、新開発の「新生児全頭型プローブ」で新生児の脳活動を計測

竹内バイオ融合プロジェクトのCGクリエーター「さとあき」さんの作品が、アジアデジタルアート大賞展で公開されています

 昨年10月のエントリー「【番外編】竹内バイオ融合プロジェクトのCGクリエーター「さとあき」さんの作品が、2011年度ASIAGRAPH に入選しました」でも紹介した竹内バイオ融合プロジェクトのさとあきさん こと 佐藤暁子さんのCG作品が2011年アジアデジタルアートアワードに入賞し、現在福岡で行われているアジアデジタルアート大賞展にて展示されています。

2011アジアデジタルアート大賞展(PDF)
2011/3/17〜3/27まで 福岡アジア美術館 企画ギャラリーにて開催中。入場無料。

「機械仕掛けの生命体」と名づけられた受賞作品は、ERATOでの概念図にも使われているものです。展示期間は来週火曜までと残りわずかですが、お近くにお住まいの方はぜひお立ち寄りください。

【研究成果プレスリリース】「謝罪」の効果を複数の指標で分析し、その有効性を解明 ―「怒り」の衝動は消せるが、不快感は抑えられない ―:岡ノ谷情動情報プロジェクト

 「物事や出来事に対して言葉以外に現れる心と体の応答(情動)」をコミュニケーションの大きな鍵と捉え研究を進めている岡ノ谷情動情報プロジェクトは、「怒り」のメカニズムについて研究を進め、謝罪が有効なのは「怒り」の持つ「攻撃性」の側面であって「不快感」には有効ではないということ、さらに「攻撃性」や「不快感」に相関する生理的反応がある可能性を示し、3/23に研究成果としてプレスリリースを行いました。

◆JST、名古屋大学、東京大学 共同発表
「謝罪」の効果を複数の指標で分析し、その有効性を解明―「怒り」の衝動は消せるが、不快感は抑えられない ―


竹内バイオ融合プロジェクト研究総括・竹内昌治東京大学准教授が読売テクノフォーラム第18回ゴールド・メダル賞を受賞しました

日本の科学技術を後押しするための会員制組織「読売テクノ・フォーラム」が、優れた業績を挙げた若手の日本人研究者を表彰する「ゴールド・メダル賞」の第18回受賞者に、竹内バイオ融合プロジェクトの研究総括・竹内昌治東京大学准教授が選出されました。
竹内先生、おめでとうございます!

◆読売新聞:第18回ゴールド・メダル賞に浦野、小川、竹内の3氏

4/19(木)表彰式が行われ、さらに5/8(火)には受賞者による受賞記念講演会が開かれるとのことです。

ゴールド・メダル賞は、1995年から続いている表彰制度で、毎年3名ほどの若手研究者に贈られています。これまでERATOの研究総括では、相田ナノ空間プロジェクトの相田卓三氏や合原複雑数理モデルプロジェクトの合原一幸氏、高柳オステオネットワークプロジェクト の高柳広氏らが受賞しています。他にも、2004年にはiPS細胞研究の山中伸弥氏が選出されるなど、受賞者は実に錚々たる面々となっています。
ゴールド・メダル賞 過去の受賞者一覧

竹内先生が評価された研究は「生体と機械の融合に関する先駆的研究」、ERATOでもテーマとなっているものです。過去の受賞者の方々の研究が大きく花開いていったように、竹内バイオ融合プロジェクトの今後の研究にも期待が高まりますね。


JUGEMテーマ:科学


【メディア掲載】十倉マルチフェロイックスプロジェクトのスキルミオン研究がナノテクジャパンにて紹介されています

十倉マルチフェロイックスプロジェクトが行っている「スキルミオン」という渦状のスピン構造体に関する研究が、Nanotech Japan Bulletinに取り上げられました。

Nanotech Japan 「Visualization of skyrmion by cryo-Lorentz transmission electron microscopy under controlled magnetic field」
※英文記事となります。

Nanotech Japan Bulletin は、ナノテクジャパンが運営するWebマガジンで、13拠点26研究所の研究成果や活動のほか、日本全体の研究や企業の動向を俯瞰するレビュー記事を紹介 しています。今回、十倉マルチフェロイックスプロジェクトが紹介されたのは、ナノテクジャパンの活動成果のなかでも特にインパクトの大きい研究を取り上げ る「フォーカス26」という企画特集コーナーです。

十倉マルチフェロイックスプロジェクトは、2010年6月17日に 「世界で初めて『渦状スピン構造体:スキルミオン結晶』の直接観察に成功(ハードディスクの読み取り感度の画期的向上に期待)」  という研究成果リリースを行っているのですが、今回の記事では、その後の研究の進展などについても触れられています。





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ERATOとは?

ERATOは(独)科学技術振興機構が管轄する目的型基礎研究推進のための競争的資金制度の一つです。今後の科学技術イノベーションにつながる社会・産業ニーズに対応した新技術を創出することを目的に、「並び立つものがない独創的な研究」を「卓越したリーダーのもと」展開し、新しい科学の領域を開拓します。
JST/ERATO公式サイト
wikipedia:ERATO

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